くじらすいそう

鯨と申します。特撮や映画など、諸々について書いていきたいです。 Twitter:@Cuzilla0723

【備忘録】今週観た映画と読んだ本。(21/02/22~21/02/28)

 春休みに入って以降、1日1本映画を観るようにしている。別にたくさん観たから偉いってわけでもないし、こういう趣味を義務的に”消化”するのは良くないなとも思うんだけど、ペースを決めておかないとついついTwitterなりYouTubeなりに時間を費やしてしまう。こういう取り決めも悪くないだろう。

 こういう風に決めたルールに従って生活していたら、なんだかんだ1週間が過ぎた。要は7本映画を観たわけだけど、記録しておかないと見たこと自体も忘れてしまいそうだから、ここに書いておく。あと、読んだ本も書いて残しておこう。

《今週観た映画》

[月]『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』(2021)

 実家に帰省する直前、駅前の映画館に寄って鑑賞した。

 3本立てになっているから感想を書くとどうしても長くなってしまうし、公開中の作品なのでネタバレも避けなければいけない。さらっと書くだけにとどめておく。

 まずはキラメイ。凄く良かった。キラメイジャーらしいカラッとした作品で、「これがキラメイジャーだよな…。」と頷きながら観ていた。

 特に触れたいのは壇蜜演じるヌマージョかな。声は悪役としての迫力に欠ける印象だけど、夢魔役が似合う似合う。我らが叔父上ガルザ様も登場しているので、ガルザ様推しの方は是非劇場で観てほしい。

 リュウソウはTVシリーズ未見でよく分からなかったので割愛します。

 そしてゼンカイジャー。前作の(もう”前作”になってしまうのか…)キラメイジャーの劇場先行公開作品は第0話で本編以前の時系列だったけど、今作はメンバー全員が揃って仲良く暮らしているときの出来事だから、序盤のどこか(4話くらい?)っぽい。

 ゼンカイザー以外のメンバーは変身前も着ぐるみと聞いて正直かなり不安だったけれど、声優さんとスーツアクターさんの演技でちゃんとキャラが立っていて感服した。

 ネタバレを避けて内容に触れると、歴代レッド大集合シーンの充瑠くん(キラメイレッド)が可愛いので、注目してほしい。

 

[火]『破裏拳ポリマー』(2017)

 いい意味で、オタクの同人作品みたいだった。いや、いい意味じゃないかもしれない。僕はベタな展開が好きなんだけど、あまりにもベタが続くので、後半はちょっと胃もたれしていた。特に前情報なく観たんだけど、ポリマーアルテミスが生足で戦うあたりで誰が監督薄々感づいちゃったな。

 商業作品である以上、多分そんなことはないんだろうけど、「予算と原作を貰った上で好きなものを好きなように作りきった作品」という印象を受けた。そういう意味で、「オタクの同人作品(レベル99)」だと思ってる。

 

[水]『ザ・ファブル』(2019)

 顔の良い男たち×殺し合い=最高!!

 スタイリッシュな殺人から揉みくちゃの取っ組み合いやぐっちゃぐちゃの大乱戦まで、アクションの見本市みたいな作品。最高!!これ劇場で観たかったな…。

 アクション以外だと、中盤の武器作るシーンが良かった。『アイアンマン』(2008)もそうだけど、(というかこれアイアンマンのオマージュかな)有り合わせのもので工夫して武器作るシーンって良いよね。こういうのが僕の性癖(誤用)なのかもしれない。

 

[木]『ゼロ・グラビティ』(2013)

 よくわからなかった。映像は綺麗だったし、良い話ではあると思うけど。

 へその緒みたいに伸びたケーブルとか、胎児のように身体を丸めて浮かぶ主人公とか、映像を見るに多分「出生の再現」をやろうとしているんだろうけど、それ以上が上手くつかめなかった。

 

[金]『ジュラシック・パーク』(1993)

 今更?!と思われるかもしれないけど。小さいときに金曜ロードショーで見て以来なので、ほとんど覚えていなかった。こう、なんだかんだ観てない名作って結構多いんだよな。エヴァスターウォーズも未見だし。春休みのうちに観ちゃうか。

 「恐竜が動いていて楽しかった」と、5歳児みたいな感想しか浮かばない。だって恐竜を前にしたらみんな5歳児になっちゃうじゃん。そういうもんでしょ。

 真面目に書くと、緩急のつけ方が凄く上手い。子供が死なないのなんてわかりきっているのに、ラプトルから逃げ隠れるシーンは息を飲んでしまった。あのキッチンの鏡面を使った演出にはやられたな…。絶対「終わった」と思ったもん。やっぱり名作と言われる作品は凄いな。

 

[土]『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』(2006)

 平成ライダーはTV本編は一応ひと通り観たんだけど、劇場版は未見のまま何作か残っている。正直、ネットサーフィンでちょっとずつネタバレを摂取しているので、内容は全部知ってたんだけど、それでも結構面白かった。

 これ結局本編に繋がるんだっけ?繋がるならかなり綺麗な終わり方でかつ本編の補完までやる離れ業なんだけど、最後のひよりが眼鏡かけてるシーンって本編に無いよね?結局パラレルなのか…?

 

[日]『アリス』(1988)

 ストップモーションと逆再生を効果的に組み合わせた映像がめちゃくちゃ面白かった。不気味で怖い場面がずーっと延々と続くんだけど、ぐいぐい引き込まれて最後まで観ちゃった。内容は正直全くわからなかったし、決して観てて快い作品ではないんだけど、不思議な魅力があった。

 

以上が今週観た映画です。手短に済ませようと思ったけど2100字以上になっちゃった。もう眠いので、今週読んだ本はさらっと終わらせちゃいます。

 

 

《今週読んだ本》

 

ユリゴコロ沼田まほかる

 この作品の感想をネタバレなしで書くのはとても難しい。

 罪を安易に肯定したり、かといって否定しきったりしない描き方が良かった。途中で大体の真相は何となくわかっちゃうんだけど、それでも読ませるだけの筆力があった。

 …ネタバレなしだとこのくらいかな。こんなに気を遣うならわざわざ備忘録を公開する必要なんてなかったかもしれない。

 

『「超」文章法』野口悠紀雄

 この記事の文章に自信が無いので、「これ読んでこの程度かよ」とか言われそうで怖いな。「こ、これは備忘録だから特に何も意識せずに書いてるんですよ!」と言い訳したくなる。

 文章を書く上でのテクニックが載っている実用書としても優れているけど、もっと根本的な、ものを書く際の姿勢、あり方をも示してくれるありがたい本だった。

 

無宗教こそ日本人の宗教である』島田裕巳

 こういうことを書くのは憚られるが、正直内容が薄いように思えた。第4章までの「無宗教」についての考察はまあまあ興味深かったけれど、それ以降は中学生でも思いつくような単純な物の見方で、間違ってるとは言わないものの、あえて本にするほどではないだろうと思った。特に”JUniverse”のくだりは、夢物語のようで呆れてしまった。震災以前の日本人はこんな感じで漠然とした希望を抱いていたのだろうか。

 

 

以上です。3000字近くなってしまった。

自分が振り返るように適当に書いてるから見づらかったらすみません。次は映画のレビューを書こうと思っているので、それはちゃんと読みやすくなるよう善処します。では。